2005年05月24日
ワールドユース壮行試合 U-20日本VSU-20チリ
日本のスタメンは以下のとおり。
GK西川
DF増嶋
小林
水本
MF中村
本田
兵藤
伊野波
家永
FW平山
カレン
ただし、実際は左から水本、小林、増嶋、中村と並ぶ4バックで
ダブルボランチが本田と伊野波、ワントップの平山をカレンと
家永がウイング兼シャドーといったところ。
立ち上がりは日本が早いボール回しから平山のヘディングシュートなどで
攻め立てるも、5分にチリのすばやいカウンターから右サイドハーフ
フエンサリダ(この人がまた速いんだ)が高速ドリブルで日本の左サイドを
突破しクロス。増嶋がかぶったところをワントップのカナレスが豪快に
ダイビングヘッドで先制。これ以降日本は引き気味になり、前半は
しばらくチリペースが続く。
日本は前半半ばまで左サイドが壊滅状態。中央でのルーズボールも日本が
先に身体を寄せているのにフィジカルではじきとばされてしまうこと
多数。プレッシャーも速く、奪ってから動き出しも速い。戦況を打開する
にも日本は本田が激しくマークを受け良い配球が出来ない状態。
結果、平山へのロングボールが主体となる。サポートがあまり無い状態
ながらも平山はきちんとポストをこなすため、いい体勢で受けたときは
家永、兵藤が個人技で何度か打開して、チャンスも作っていた。
カレンは豊富な運動量で守備に攻撃に貢献度は高かったものの、
ゴールからはやや遠い位置でボールを持つことが多く、前半半ばの
1対1の場面を除けば決定的な仕事は出来ず。
どちらかといえば7-3くらいでチリペースだったが、増嶋を中心とした
DFラインがふんばり、何とか追加点を許さず後半へ。
後半、この日あまり目立ってなかった本田に変えて水野を投入。
兵藤をボランチに下げ、サイドに家永と水野が張り出し、
カレンと平山の2トップのような形となる。
この采配が的中。水野が流れを一変させる。独力で右サイドを
完全に制圧。システム変更が功を奏したのか、前半よりも
中央でのプレスが効いてきてセカンドボールを大抵拾えるようになる。
結果、前半はあまりボールが回らなかった家永が良い体勢でボールを
もてる機会が増え、彼の個人技により何度も決定的なチャンスを作る。
だがカレン、家永らのシュートは相手GKの好守などによりゴールを割れない。
ここで大熊はやや運動量の落ちてきたカレンに代えて森本を投入。
森本はボールのトラップが非常に上手い。パスを受けたと同時に
前に抜け出る動きを何度も見せた。守備への貢献がカレンほどでは
ないのでチリのカウンターも許す結果になったものの相手への
脅威になりつづける。
水野の意表をついたミドルシュート、家永の個人技で2人かわしてのシュート、
そしてカレンの3人交わしたにも関わらずボールを横にそれてクリアされる‥
など決定機の山を築くが、どうしても後1点が遠い。
そして大熊は3枚目のカード、家永に代えて前田を投入。
冴え渡る大熊采配がここでついに結実する。交代早々
前田はいきなり森本へのスルーパスを通す(GKと1対1になるが
止められる)右は水野、左は前田が積極的に勝負をしかけていき
ほぼハーフコートマッチとなる。ここで平山がペナルティエリア
やや左でファウルを受けFK。前田の左足は弧を描いてマークを
外した水野の頭にピタり。ついに同点に追いつく!
その後は平山の両手シュートw(水野のクロスに対し完全に競り勝ちながら
も体勢がずれたため両腕でシュートwもちろんイエローカード)や
前田のFK、水野のペナルティエリアに侵入しての決定的パスが間一髪
クリアされるなどのシーンあり、かと思えばチリのワントップがカウンター時
一人でフィジカルとスピードでシュートまでもっていくなど最後の最後まで
目の離せない展開でタイムアップ。1-1のドローで試合は終了した。
ぬるい試合が多い壮行試合とは思えない非常に白熱した好ゲームだった。
監督、選手とも充実した表情が多かったように思う。というか、
アジアユースの時あれほどボールの落ち着き場所に苦しんでいたとは
思えないくらいチームが変貌していた。予想以上の決定力不足は
深刻だけれども、チームとしての完成度はなかなかのもの。
それにしても代表戦ではなでしこ以来だったかな。こんな
面白かったのは。何でなのかはわからないんだけど、やりたい
サッカーが明確に選手に伝わってるからなのかな。プレスの
やり方にかなり約束事を感じたし、久々にオートマティズムに
近いものを見たからかもしれない。
前田、本田、水野などAY後に合流した新戦力がフィットしつつあること、
コンディション調整がうまくいってると思われる(運動量が非常に多い)
ことが大きいのでは。初戦が開催国オランダというのは厳しいものの、
グループリーグ突破の可能性は多いにあるんじゃないかな。
この日出場した選手はほぼ合格確定でしょう。GKが2人として
15人。残り3人か(登録枠は18人、バックアップが3人)。
DFが一人か二人入るとして‥梶山はちょっと厳しいかも‥orz
あと、水野が本当に凄かった。ブレイクの予感。
選手評価
GK
西川‥仕事は少ないが安定していた。失点はノーチャンス。
DF
水本‥前半は少しやられていた。積極的にあがっていった姿勢は○
小林‥増嶋とうまく受け渡して何とかチリのFWを抑えた。
増嶋‥積極的なコーチングとフィードは貢献度高い。
中村‥水野の影に隠れてしまったが、よく右サイドに鍵をかけていた。
MF
伊野波‥中盤のプレスに専念。相手のカウンターによく対応していた。
本田‥この日ワースト。怪我もあったらしいが先制点の直接の原因。
家永‥突破力が高いし周りも使える。相手の脅威となっていた。
カレン‥守備に攻撃に運動量で貢献。後はやはりシュートが‥。
FW
平山‥ポストはこの世代では突出。足が遅いなあ‥。
控
水野‥この日のMVP。対面を完全に子ども扱い。一度も負けなかった。
森本‥シュートが案外下手。もっと積極的に裏を狙って欲しかった
前田‥FKでアシスト。違うリズムをもっている。スーパーサブ定着か
投稿者 たか : 21:10 | コメント (2) | トラックバック (1)
コメント
お邪魔します。
ニュースでしか観ていないので詳細が分かり嬉しいです。
梶山厳しいですかねぇ。なんとか残して欲しいですけど、ここのトコ
怪我が多すぎですねぇ。
水野Jでも調子いいですし注目ですね!
TB貼らしてもらいます。
投稿者 myfootballlife : 2005年05月25日 02:03
>myfootballlifeさん
はじめまして。アジアユースのだめっぷりで
本大会も望み薄だと思ってたんですが、
この世代は予想以上に人材豊富ですね。
エスパルスの山本真希は期待してたんですが
ちょっと遅かった。
梶山は試合時別メでした。
絶対的なレギュラーならともかく、リザーブ
として使うにはコンディション的に厳しいかなと
思ってたんですがよかったです。
多分負けてるときのスーパーサブ的な使われ方
になるのかな。試合にでれるよう頑張って
欲しいものです。
投稿者 たか : 2005年05月30日 11:49
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