2005年06月02日
エルゴラ ケリーインタビュー後編
遅くなりました。単に忘れていただけですけど。
サンドロもいたし、チャンもいて、今はジャーンや
ルーカス、ダニーロがいるけれど、J1初年度から
見だした私としては、東京の外国人といえば
やはりアマとケリーがまず浮かびます。
前編はこちら
―FC東京がビッククラブになるためには
何が必要だろう。
「やはりビッククラブになるためにはタイトル
を取ることに尽きる。そういう意味で僕らは昨
年、念願のナビスコカップで優勝できた。で
もまだまだ優勝しなきゃね。特に一番重要な
Jリーグでのタイトルが必要だと思う」
―現在チームは連敗を喫しているが。
「厳しい状態にある時ほど、我慢が必要さ。
シーズンが始まって、その最中に、チームと
しても成長を目指すのは非常な困難を伴う
ものさ。つらい時もあるだろうけど、決して諦
めちゃだめだ。今シーズンは長丁場になるか
らね。僕の考えでは、横浜FMと鹿島、それ
に浦和の三強とともに、優勝のチャンスが
あると思っている」
―将来、再び日本でプレーする機会は?
「プロ選手として、答えは『スィン(YES)』
だね。僕たちブラジル人にとって日本は本
当にいい国だ。トルシーダ(サポーター)も
敬意を払ってくれるし、クラブの財政的な環
境も安定している。治安もいいので家族を
養うのにも安心だし。今すぐかどうか分から
ないが、機会があれば考えたい」
―03年には国内タイトル「州選手権、コパ・
ド・ブラジル、全国選手権」を独占したクル
ゼイロへの移籍の経緯は?
「僕個人としては日本でのプレーを希望して
いたけど、FC東京に残留しないことが決まっ
た時期には、他のチームがすでに外国人選
手を決めていたこともあって、J1のクラブに
移籍するのは難しかった。J2のあるクラブが
興味を持っていたらしいんだけど、僕はJ1で
のプレーにこだわっていた。だから、ブラジル
に帰ることを決めたんだ。クルゼイロとともに、
古巣のアトレチコ・パラナエンセの2チーム
が僕に興味を持ってくれていた。昨年の全
国選手権で準優勝に輝いたアトレチコ・パラ
ナエンセはワシントン(現東京V)ら主力を大
量に放出し、チームの再編期にあった。でも、
まだプレーしたことがないビッククラブを経験
したかったし、未知の地での生活にも興味が
あったから、クルゼイロに決めたんだ」
―契約期間は?
「とりあえず1年だけど、希望すればもう1年
延ばすこともできる」
―ブラジルサッカーでは4年間のブランク
があるが、適応に問題はあるか?
「日本と大きく異なるのは、まず年間の試
合の多さ。1月の州選手権に始まり、12月
の全国選手権の終了まで休む間もなく試
合が続くんだ。だから、シーズン中にフィジ
カル面を鍛えることはできない。1月にチー
ムに合流して最初の1ヶ月は試合に出ずに、
1年間を戦うコンディション作りに専念した。
今ではややテンポが遅く、よりパス回しが多
いブラジルのサッカーにも慣れているし、自
分のサッカーを披露できているよ」
―ビッククラブ特有のプレッシャーは久し
ぶりでは?
「クルゼイロに限らず、プレッシャーはブラ
ジルでプレーしている限りどこでも付きまとう
よ(笑)。おまけにクルゼイロみたいなビック
クラブだと、どんな大会でもすべて勝つこと
を義務付けられるからね。でもブラジルでプ
レーする選手は誰もが、プレッシャーには慣
れていると思う。僕自身、アトレチコ・パラナ
エンセでの経験もあるし、問題ないよ」
―もし日本行きを選ばなかったら、ブラジ
ル代表のユニフォームを着る機会はあった
と思うか?
「難しい質問だね。でも当時、いいプレ
ーをしていたし可能性はあったと思う。実際、
僕がレギュラーでプレーしていたアトレチコ・
パラナエンセの当時の控えだったクレベル
ソン(現マンU)が、02年のW杯優勝メン
バーになったんだから。『ブラジルに残って
いればチャンスがあった』と言ってくれる人
もいるが、選手にはそれぞれタイミングって
ものがある。当時、僕には日本行きが最良
の選択だった。でも、ブラジルに残っていれ
ば何らかのチャンスはあったんじゃないかな」
―4月17日の州選手権決勝では、帰国後
初タイトルを逃したが。
「おかしな結果に終わってしまって、本当
に悲しかったよ。ただコパ・ド・ブラジルの試
合もあるし、いつまでも下を向いてはいられ
ない。とにかく今シーズンをいいものにした
いね。重要なタイトルの一つである州選手
権を落とした今、コパ・ド・ブラジルと全国選
手権で優勝しないとね」
―今季のチームをどう見ているか?
「ブラジル代表経験者も多いし、十分に優
勝を狙える戦力が揃っている。チームの質の
高さには疑いの余地はないよ。選手全員が
優勝争いをすることに自信を持っているしね」
―4月27日のブラジル代表の親善試合に
同僚のFWフレッジが初選出された。
「彼はまだ若いけど、ハイレベルな選手だし、
さらなる伸びが期待できると思う。点を取り
まくっている今季の絶好調さを考えれば、セ
レソンへの招集も当然のタイミングだし、そ
の栄誉に値するよ」
―彼の特長は?
「まず特筆されるべきはポジショニングのうま
さ。それに上背もあってフィジカル的にも強
いけど、スピードもあるしボール扱いも巧みだ。
本当に彼はブラジル有数の選手になる素質
を持っているね。彼のような選手が前線にい
るおかげで、セカンドストライカー的な役割が
多い僕も、よりプレーがしやすくなる」
―最後にFC東京のトルシーダへのメッ
セージを。
「4年間、いつも変わらないリスペクト(敬意)
とカリーニョ(愛情)を示してくれた彼らには
心から感謝している。チームのプレーの良し
悪しにかかわらず、彼らは試合中ずっと後押
ししてくれたからね。ああ、サウダージ(郷愁)
を感じてしまうなあ。トルシーダ全員にアブラ
ッソ(抱擁)を送りたい。そして、FC東京が
たくさんタイトルを取って、彼らがより幸せな
気持ちを感じられるよう祈っているよ」
投稿者 たか : 15:29 | コメント (1) | トラックバック (0)
コメント
別のものを探していて偶然見つけたのですが、なんか涙出ちゃいそうですね。
投稿者 櫻檸檬備忘録 : 2006年09月03日 22:20
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