2005年08月16日

ガイアの夜明けを見て考える。

相変わらず遅れてますが昨日ようやく見ました。
噂通り面白かった。現場の声を反映ってことで
田邊氏の会社が中心に撮られるのは当然といえば
当然でしょう。

ま、関わりまくってるチームサポさんには
たまったものじゃなかったでしょうが…。
PR的なものももちろん含まれていると思うので、
全てを額面どおり受け止めようとは思わない。

ただ、選手が商品として現実的に品定めされた
過程を見ていて考えたのは、日本の移籍に
まつわるトラブルはお互いの経験不足と
感情論に終始してることが非常に微妙に感じた。

今回は中澤の移籍騒動が取り上げられたわけだけど、
実際に激しく動きがあったのがW杯終了後から
わずか一週間程度。

見てない人のために経緯を簡単に説明すると
(彼の契約満了日は6月30日だった)

中澤には元々欧州の幾つかのチームが関心を示しており、
彼自身、海外移籍を前向きに検討していた
(ただし、コンディションが崩れることを嫌い、
契約満了日にフリーの身になることは拒否)
          ↓
マリノスの掲示額は現状6000万から30%アップ
          ↓
W杯予選で彼の評価が上昇
          ↓
代理人に幾つかのチームから問い合わせが来る
          ↓
6/9 北朝鮮戦後、中澤帰国で、ここで事情説明
(W杯に集中していたため、この時点では全く
白紙だったそうな)
          ↓
6月下旬 ドイツのあるチーム(ボルシアMG?)
より正式オファー来る。ただしかなりの低条件。
話にならないレベルだった模様。(その条件が
移籍金だったのか、年俸だったのかは不明)
          ↓
金銭的な差の開きを指摘→すると条件が大幅アップ。
ほぼ希望通りの額となったそうだ
(マリノスの条件より良かったらしい)
          ↓
6月28日 マリノスと最終交渉。
掲示額が実に30%→50%にアップ
          ↓
同日 本人熟慮の上、マリノス残留を表明

今回の流れで思ったのは、中澤よく残ったな、と。
残留の一番の理由は本人も何度もいってるように、
W杯に最高の状態で臨むためには残留が一番ベストな
決断と思ったからなんだろう。

ただ、彼も20代後半となり、来年以降またオファーが
来るとも限らない。ましてや純然たるDFの海外移籍と
いうのもまだ前例もない。しかも今回、最終判断する
までの期間が実質数日しか与えられていなかった。

そんな状態で、「一生の問題だけど、どうする?」
といわれて揺らがないわけがないし、評価もかなり
高かったようだしね。難しい決断だったと思うよ。

今回の件でつくづく思ったのは、代理人な人々に
「日本のクラブの事情を考えろ」というのは
無理な話なんじゃないのかなと。
だってさ、それこそブランキーニやペトリッカが
考えているとは思えないよ。田邉が責められてるのは
同じ日本人だからでしょう。それこそ感情論だわな。

彼らは選手から金をもらってるんであって、
JFAやJにお金もらってるわけじゃないからね。
いや、私も以前は同じことを思ってたわけだがw

求められるのは、日本サッカーのクラブとしての
移籍の考えをきちんと世間に浸透させていくこと
なんじゃないのかな。今の移籍騒動って、マスコミの
煽り方も結局感情論だしね。

移籍金をきちんと取ることを主張するのは当然なこと。
「我々は選手を獲得して何年、年俸は総額でこれだけ払い、
それに伴う育成費は…」と説明するのもよいしね。

主張してることは全然おかしなことなんかじゃないんだ。
選手を資産として考えてみなよ。当時はまだしょぼかったから
数百万の価値しかなかったのに、辛抱強く設備投資した結果、
国内では数千万の価値を持つまでに成長した。もちろんそれに
かけた費用だってバカにならない。

それが二束三文で売り払われれば激怒するのが当たり前でしょう。
(例えばレッチェの2千万が事実だとすれば)日本の契約期間の
ズレのつかれる問題が深刻化していくのであれば、微妙では
あるけれど日程変更も考えざるも得ないかもしれないけどね。

この辺りはチェアマンでもキャプテンでもいいけど、きちんと
した理論で説明してもよいと思うぞ。今は選手が移籍志願すると
難色を示すクラブが無条件に悪者にされているわけだしさ。
選手が代理人を通して権利を主張するのは当然。だからこそ
チームも雇用側としての見解を明確にすべきでしょう。

でも現実的に行われてるのは感情論の終始。中田浩二の件の
「数千万ならタダでいい」ってのは心情として理解できるが
会社としてはそれもやはりどうかと思う。そして、小笠原の件で
鹿島の社長が「尊重するといったが、シーズン中とはいってない」
ってのはコミュニケーションが不足していたことを自ら認める
ようなもの。

彼が海外移籍を少なくとも去年から主張していたのであれば、
その辺りもきちんと契約交渉の時に詰めなければいけなかった。
どうもこの人はナカタコの時といい、段取りが悪いなと思う。

かといって、今の小笠原を支持しようとも思わない。
彼の主張は理解出来るが、再オファーが来てない状態で
クラブ批判を繰り返す姿は感心出来ない。何のために
代理人がいるのか。状況がある程度はっきりするまで
黙っていればいいものを。

マスコミを通じてお互いが主張したら双方が不信感に
なるのは当たり前じゃん。焦る気持ちは理解できるけど、
あれでオファー来なかったらモチベーション的にガタガタに
なるんじゃないだろうか。

良い条件で移籍する、もしくはお互い納得した上での
来年1月までの残留ってのが現状での一番な解決法なんだろうけど、
心ならずも残留みたいなケースになった場合、彼自身もチームに
とってもろくなことにならない気がするよ。応援してる方も
たまったもんじゃないだろうしなあ…。

投稿者 たか : 10:36 | コメント (0) | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL

http://www.yarukinonaihibi.net/mt/mt-tb.cgi/1141

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)