2005年12月14日

ここ数年の成績から見る柏レイソルのJ2降格。

数日前までは、仮に甲府が昇格した場合、
甲府おめでとうエントリーをたてようと思ってました。
でも、実際決まってみるとそんな気は起こらなかった。

いや、甲府を嫌ってるわけじゃなくて、
柏が落ちるとははっきりいって全然思ってなかったんだなと。
そのくらい自分の中では衝撃的なことでした。
去年、福岡に横綱試合をした柏がなぜこれほど惨敗してしまったのか。

というわけで、柏のここ数年の成績を振り返りつつ
大まかな考察をしてみようかと。

J1では上位~中位チームとしての地位を保っていた
柏の流れが変わったのは2002年。前年のシーズン途中より
指揮をとっていた前清水監督のペリマン氏の元で危機的な
状況に陥り、急遽、マウコ・アウレリオ氏が途中就任。
最終節でかろうじて残留を決めた。

その後柏は西野~ペリマン時代で選手起用、戦術が
硬直化してしまったことの反省により、若手起用に
切り替える。この1年半で玉田を始め近藤、谷澤、永田などが
主力としての地位を確立。成績こそ下位だったものの、
この期間外国人選手が殆ど怪我や外れなどで戦力にならなかった
ことを考えれば、悪くない流れだったといえる。

しかし、2004年。柏レイソルは日本一プロジェクトを
発足。その一環として長期政権をにらんだ生え抜きの
池谷友良氏を招聘。戦力補強としてはワールドユースで
活躍したドゥドゥと、ブラジルからゼ・ホベルト、
福岡から山下、市原から増田などを獲得。

正直、監督経験のない人をいきなり据えて、日本一を
目指すという発想そのものに当時も疑問をもったが、
フタを空けてみると外国人がまたも戦力にならず、
フィールドプレーヤーにも怪我人が続出。連敗を重ね、
池谷氏も試合ごとに選手を入れ替える猫の目采配を繰り返し、
1stは3勝3分9敗の勝ち点12という過去にない厳しい成績となった。

2stより早野宏史監督が就任。福岡との入れ替え戦に勝って
J1残留こそ決めたものの、成績そのものは2勝7分6敗の勝ち点13。
実は成績的には殆ど改善がなかったんだな…。思いっきり結果論に
なるんだけど、この時点で監督を代えていれば…。

そして今年の成績はもう今更なので何もいいませんが…。
ここ数年の柏に共通してるのは、外国人選手が殆ど役に立ってないこと。
そして前線が殆ど顔ぶれが変わらなかったことも大きかったように思う。
池谷氏にせよ、早野氏にせよ、フォーメーションや選手構成をとにかくいじった。

そしてこれがまた全然うまくいかない。その結果、「これが柏のサッカー」と
いう基本的なものが無くなっていった、あるいは原点回帰への道が見えなく
なったのではないかと。日立台の甲府戦でのフォーメーション、選手選考は
その象徴だったように思います。

ドゥドゥやフランサ、崔成國などいずれも大金をかけた選手補強です。
その点においてフロントは決して手を抜いていない。ただ、残念ながら
当人たちの問題なのか、柏のサッカーに会わないのか、不思議なくらい
働かなかった。そして監督が2年連続で大外れだった。危機に陥った時
戻せるものもなかった。柏でなくても落ちるのは必然だったといえます。

柏が来年からどういう体制でJ2に望むのかはまだ決まってないようですが、
必要なのは一貫した方向性の確立ではないでしょうか。ジェフも今の地位まで
たどり着いたのはベルデニックからザムフィール→オシムという継続路線の
結果ですし、ウチは成功したかは何ともですが、大熊→ヒロミの流れの中で
根本は部活サッカーという基本路線は続けています。

J1昇格が最優先なのは当然としても、何故アウレリオだったのか、何故池谷
だったのか、そして何故早野だったのか。この辺りをきちんとフロントが
考えて来年のことを決めていかないと、戦力そのものは別として難しい気が
してならないです。

投稿者 たか : 10:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

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